詰め物、被せ物の素材
むし歯の治療をするときや、見た目を良くする処置を行うときは、人工的な詰め物や被せ物を使うことになります。このとき、素材にいくつかの選択肢がありますので、強度・見た目・費用などを考慮して選んで頂ければと思います。なお、金属アレルギーをお持ちの方は、金属を使わないものを装着しましょう。当院には、歯科アレルギーの専門家がおりますので、ご相談頂ければと思います。既に過去の治療で金属の詰め物が入っている場合も、別の素材に取り替えることができます(メタルフリー修復と言います)。


当院では、補綴物(詰めもの・被せもの)を院内の技工士が作成しておりますので、
- 医師が的確な指示を技工士に出すことができるので、より精度の高い補綴物が作成できます。
- 技工士が患者様の口内を確認して補綴物を作成できます。
- 制作納期も調整しやすく、治療が早く進みます。
- 院内で作成するので、コストをおさえて提供できます。
以上、4つの強みがあります。
主な素材
[オールセラミッククラウン]

全てセラミックでできていますので、金属アレルギーの心配がありません。また、とても自然な見た目に仕上がります。
※費用:被せ物 86,400円~
[メタルボンド]

歯の根本に装着する部分は金属、見える部分はセラミックでできています。見た目はセラミックの方が自然な歯に近いのですが、金属の利点として「歯の根本に隙間なくぴったりと装着しやすい」ということが挙げられます。セラモメタルはこれら両方のメリットを活かしたものです。
※費用:被せ物 75,600円~
[セルコンZ冠]

新しい素材で天然歯のような透明感のある白い歯です。治療の際には、天然歯を削る量が少なくてすみ、金属アレルギーのリスクがないこと、細菌や色素の付着が少ないことが特徴です。素材の強度は、金属と同等で、費用も他の素材に比べて比較的低価格で提供することができます。
※費用:被せ物 32,400円~
[イーマックス]


ガラスを主成分にしたセラミックスで、比較的新しい素材です。見た目も美しく自然に仕上がります。ただし、多少の透明感がありますので、装着箇所によってはお勧めできないこともあります。
※費用:詰め物 32,400円~、被せ物 54,000円~